オーサーコメント 有識者・専門家がニュースに切り込む

    • 児玉克哉

      Yahoo!ニュース オーサー 社会貢献推進国際機構・理事長 報告

      顔を隠さないブルキニはブルカとは違うことを理解すべきだ。このブルキニ着用を海辺で禁止することの理由は何か。整理してみる。1.公共の場に宗教的なものを持ち込むのはいけない。2.肌を隠すことを強要されることは女性の自由を侵害している。3.女性の肌をみせるのを禁止することは古い思想に基づいていて新しい時代の価値観に合わない。4.イスラム教徒を表す衣装は不安を駆り立てる可能性がある。理由としては分かりにくい。基本的にイスラム教徒への嫌がらせという感じだ。イスラム教徒を排除しようという動きであり、非常に深刻だ。「イスラム教徒お断り」に近い話だ。この水着の問題は夏の一時期だけの話だが、今後、一般の公共の場でイスラム的なものがすべて問題視される可能性がある。ブルキニ禁止の論理でいけば、公共の場では髪だけをスカーフで隠すヘジャブさえも問題視されることになる。さらに議論はエスカレートしそうだ。

    • 児玉克哉

      Yahoo!ニュース オーサー 社会貢献推進国際機構・理事長 報告

      安保理声明にはなんの法的拘束力もない。「厳しく」批判しようとそれでなくても国際社会から孤立している北朝鮮が困ることはない。今回のように「安保理声明は敵対行為」と反発声明を出すことで一種の儀式が終わるというところだ。拘束力なき抗議声明さえ安保理はなかなか出すことができなかった。中国とロシアが反対した。特に中国の合意を得るのが難しかったと言われる。北朝鮮の挑発行為が続くなか中国もロシアも妥協して合意にこぎつけた。これは中国やロシアが北朝鮮のコントロール不能に陥っていることを意味する。中国やロシアが北朝鮮への制御力を失う中、実行力なき国連安保理は抗議声明を出すのさえ時間がかかるありさまだ。朝鮮半島はかなり危険な状態になりつつあるといえる。日本、中国、韓国、北朝鮮間のすべての関係が不安定な状況になった。国連に期待できないだけに日中韓の対話を「可能」にし、日米関係強化と不慮の事態への備えが必要だ。

    • 児玉克哉

      Yahoo!ニュース オーサー 社会貢献推進国際機構・理事長 報告

      現在の5つの常任理事国には拒否権が与えられている。米ソ冷戦時代には米国かソ連が拒否権を使い国連は機能不全になった。今は米中の対立も徐々に進みつつあり、また機能不全化しそうだ。東アジア、東南アジア問題では拒否権を持っている中国も中心的なアクターだ。国連に期待することはできない。こうなると国連改革だが、中国がノーという限り日本が常任理事国に入って改革することは非常に難しい。ほぼ不可能だ。安倍首相はアフリカの常任理事国の枠を作り、ドイツ、インド、ブラジルらと新たな常任理事国に入る構想なのだろう。しかし今の国連は第二次世界大戦の勝戦国と敗戦国の枠組みで作られ、5つの常任理事国が改革を拒否するメカニズムが組み入れられている。アフリカへの投資・援助は国連改革とは切り離して実施するほうがいい。世界は機能不全の国連を中心に動いていない。実質的に世界を動かすネットワークづくりを地道に積み重ねることが重要だ。

    • ふじいりょう

      Yahoo!ニュース オーサー ブロガー/ライター/ネットメディア編集者 報告

      今回の『ニュース7』の報道に限らず、貧困の実態以上に貧困から抜け出すための対策をどうすべきなのか、といったことに焦点が当たるような内容にすべきだと思います。今回の女子高生のケースの場合「キャラクターデザインの仕事に就きたいが専門学校進学を諦めた」ということですが、その仕事の現状の厳しさを当人や家族が把握しているのかまでは窺い知ることができず、将来的に「貧困の連鎖」が起きる可能性も見え隠れします。そのあたりもネットでの不評だった原因の一つであるように思われます。

      今回の番組で一番注目すべきは、そういった学生へのキャリア教育が不十分であるということが見え隠れするところです。「相対的貧困」への理解を求めるよりも、「貧困の悪循環」を避けるためにはどうすればいいのか、という答えの一つとして、キャリア教育の充実というところに目を向ける必要があるのでは、と考えます。

    • 碓井真史

      Yahoo!ニュース オーサー 新潟青陵大学大学院 教授(社会心理学)・スクールカウンセラー 報告

      小さな動機で大きな犯罪を起こしてしまうのは、少年犯罪の特徴の一つだ。またしばしば少年犯罪者たちは、打算的な行動すら取れない。自分の刑罰を軽くしようといった発想が乏しい少年犯罪は多い。その背景には、将来への夢や希望が持てないこともある。

      本来、人も動物も、同種の仲間を攻撃するときには、相手が小さくなって弱々しい声を出すなど、降参のサインを出せば、攻撃が止まる本能を持っているのだが、その本能が弱っている人もいる。

      一般に、このような人生の計算もできず、素朴な本能的感情も持てない少年たちが、さらに集団になると、行動が粗暴化し激化やすい。

      彼らには、厳罰化もあまり効果を持たないと言われている。取り締まりや制裁に加えて、無職青年たちに居場所を与え、叱ったりほめたりしてくれる大人がいてくれることが、防犯にもつながるだろう。

    • 児玉克哉

      Yahoo!ニュース オーサー 社会貢献推進国際機構・理事長 報告

      アフリカの諸国は親日国が多い。日本に対する漠然としたものながら良いイメージを持っている。BBCは国の好感度調査を行っているがアフリカ諸国は日本に好印象を持っており悪印象は極めて低い。中国もアフリカでは投資をしてくれる国として好印象度が高かったが最近はやや下落している。これは中国的な開発手法に反発する国もでてきていることによる。日本の支援手法はインフラ整備と人材育成であった。実際に世界をみても日本が開発援助した国、つまり中国、韓国、東南アジア諸国は劇的な経済発展をした。結果を出している。アフリカは主としてヨーロッパが支援してきたが結果だせていない。日本の投資手法にも問題はあるが他の国と比較すると実質的効果が高い。これをどこまでアピールできるのかがポイントだ。アフリカは人口爆発をしている。資源も豊富だ。日本がアフリカにも日本にも利益がある形で投資をするスタイルを徹底すればいずれ実を結ぶはずだ。

    • 児玉克哉

      Yahoo!ニュース オーサー 社会貢献推進国際機構・理事長 報告

      TPPの行方は米大統領選挙も影響し油断を許さない。オバマ大統領にしても安倍首相にしても11月の米大統領選までに一気に両国の承認を得ておきたいところだ。トランプ氏はTPPに強く反対しており彼が当選するとTPPに米国が参加するのはほぼ無理だ。クリントン氏も反対の姿勢だがなにがなんでも反対という姿勢ではないので時間のかかる条件闘争に入る。視界不良だ。オバマ大統領は日本が早期にTPPを承認し、それも援護射撃として議会で了承を得たいというところだろう。日本とアメリカはこれまで厳しい条件闘争をしてきてやっとたどり着いた合意点だ。TPPは米国にとっても経済の世界戦略の位置づけがある。台頭してきた中国の経済に対して米国中心のアジア太平洋経済政策を作ろうとする意図が隠れている。日本にとっても日米中心の経済体制を作る意図がある。ただ両国ともに国内の反対派はいる。9-10月の国会決議は重要な意味を持ちそうだ。

    • 児玉克哉

      Yahoo!ニュース オーサー 社会貢献推進国際機構・理事長 報告

      核兵器の使用に関しては微妙な部分があり対応をどこまで明確にするのか、が問題だ。A)同盟国への核兵器攻撃、B)核兵器使用の威嚇、C)生物・化学兵器などの使用(テロでの使用を含む)がグレーゾーンだ。日本にとってアメリカは核の傘をどこまで保証してくれるのかがわからない。同盟国への核攻撃に対する報復核攻撃が明確にされていない。「核の先制不使用」をとるなら明確にすべきだ。また核の先制不使用がアメリカだけの原則なのか、すべての核保有国がその原則を持つのか、も状況を変える。全核保有国が「核の先制不使用」を守るなら論理的には核戦争は起こらない。私は1すべての核保有国が「核の先制不使用」を原則とすること、2同盟国への核攻撃にも報復が認められること、3核の先制不使用と「威嚇」を禁止すること、4生物・化学兵器も厳しく禁止し、核兵器ではない報復を認める、ことによって抑止力は下がらずリスクはむしろ減ると考える。

    • 園田寿

      Yahoo!ニュース オーサー 甲南大学法科大学院教授、弁護士 報告

      このような性犯罪では、性欲が強かったのか弱かったのかとか、性癖が普通だったのか普通と違っていたのかといったことが問題なのではなく、日頃から女性に対して力づくで言うことを聞かせたり、暴力を振るっていたり、あるいはお金や権威で女性を押さえつけたりといった、女性の人格を正面から認めることができず、女性蔑視の考え方があったのかどうかということこそが問題ではないですか。かりに彼が女性に対してそのような考え方を持っているとすれば、そのような認知のゆがみこそをカウンセリングなどで是正していくことが大切だと思います。これを性欲の問題にわい小化し、会見で、あのように息子の性欲について執拗に母親に聞くことによって、はたしてそこから何が得られるのでしょうか?

    • 篠原修司

      Yahoo!ニュース オーサー ITライター/編集者 報告

      問題なのはそのFacebookのコメントに対して、支援者から「(あの質問を)支持する」「視聴者が聞きたい・聞きづらい質問をしてくれた」といった応援コメントのみが書き込まれていることです(批判コメントは19時10分現在、見当たりません)。
      こうした「自分を支持してくれている人がいる」という状況が続くかぎり、大村氏のあのような行動が改められるとは思えません。

      そもそも謝罪コメントに自身の公開録音イベントを伝える画像を添付するあたり、「ご批判を真摯に受け止め」てはいないのではないでしょうか。

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